育成と勝利両立せよ!虎総帥、中村GMに厳命

http://www.sanspo.com/baseball/news/20121127/tig12112705030012-n1.html

中村GMには監督、コーチ、選手、われわれフロントとの間のコミュニケーションを十分にとっていただき、長期的な目で、強いタイガースを作るために力をお借りしたいと思います。
長期的な目で見て…というのは何も若手を優先して使うとか、優勝を諦めて戦うということではない。優勝を目指しながら将来を作っていく。きょうを戦いながらあすを見る戦いをしていかなといけない

疑問点が3つ。
まず1つ目が、育成と勝利を両立するには細やかで効率的な選手起用などのシビアなチーム運営が必要である点。
フルイニング出場なる若手のチャンスを奪うだけでしかない自己満足に心血を注ぐ選手が多かったり、マスコミが勝手に呼んでる「代打の神様」=今季得点圏打率.214の桧山をチャンスで何度も何度も何度も何度も代打に出しては凡退してチャンスを潰すような無能な阪神に、育成と勝利を両立させられるようなことができるわけがありません。
.
第2に、阪神に若手野手の育成経験がほとんどないこと。
近年、ドラフトでは大社の即戦力投手メインで獲得し、野手はひたすら余所から引っ張ってきたのが阪神なわけで、ノウハウも無いのにいきなり育成とか何を言ってんのかと。
阪神時代もオリックス時代も結果を残せていない中村GM
スケープゴート役を押し付けられただけであろうことは察するに余りある名ばかりGMに、いったい何ができるというのでしょうか。
前時代的な球団運営をしている阪神は、日本ハムやロッテのようなBOS(ベースボール・オペレーション・システム)で機械的にふるいにかけるわけでもないし、それに代わるような編成・育成システムも持っていません。
中長期的な工程表を示すでもなく、いきなり何の根拠もなく、阪神と縁もゆかりもない選手をかき集めて来季優勝&育成!とか誰が見ても無理のある話なわけで。
.
最後に3つ目、なぜ監督じゃなくてGMに話を振るのか。
GMはチームの戦力を揃えるのが仕事で、実際に選手を起用し戦うのは現場の監督の仕事だと思います。
ほんとこのオーナー何言ってんの?
今の阪神を見ていると、金で選手をかき集めては費用対効果が笑えないことになっていた史上最強打線時代の巨人が思い出されて少し悲しくなります。