インポッシブル・ハイスクール 3

著/葛西伸哉 イラスト/了藤誠仁 レーベル/MF文庫J

敵は1、2巻とは違ってちゃんとした悪人でそれなりに強かったんだけど、そんなんじゃ相手にならないくらいに余りに主人公コンビが強すぎてなんだかなぁって。
刺されても大事に至らない主人公補正に加え、急所に攻撃受けても苦もなく戦闘続行したり、止血してるとは言え腹を刺された状態で人を抱えて着衣水泳してまたすぐ戦えるような異常なタフネス。
それでもハリウッド映画みたいに相手も化物タフネスを持ってたら対等なんだけど(あれはあれでどうかと思いますが)、こっちの攻撃がヒットすれば相手は簡単にKOされちゃうからほんともうどうしようもない感じ。
海馬がデュエル開始早々に青眼の白龍を召喚してきたり、SNKのCPUレベル8相手に超反応当身や即死コンボ入れられてどないすんねんこれ!みたいなドキドキ感が無いんだよね。結局主人公達が理不尽に無双するだけ。
あとヒロインが一人なのも微妙かもしれません。彼女にイラッとするようだとポイしたくなると思う。
ヒロインがコトワザ間違えて主人公が突っ込む→夫婦漫才だなーと囃し立てられる→二人揃って「「違う!」」しか掛け合いのネタが無いのもマイナス評価。何回同じ出し物見せんねん・・・・・・