Angel Beats! 第12話「Knockin' on heaven's door」 - 超スーパーウルトラぱにーに(=゜ω゜)ノ日記　しまむーのおへや

永遠はあるよ、ここにあるよ

12話の物語構成：前半でゆりの今までの目的＝神への反逆を描き、後半でもっと大事な気持ち＝SSSメンバーを守る気持ちが芽生えたこと描く。作りこみが甘く話が繋がってない12話を頑張って何度も見て、とりあえず話の流れや言いたい事は理解しました。
ただまぁ何て言うか、場面場面でぶつ切りになってる上にいきなり出てきた新要素がいっぱいで、物語の結末の見せ方としては最低だと思いました。
あとあくまで世界の管理者を倒しただけで、この世界を作ったものは倒して無いんだよね。それが神なのかはたまた別の何者のかって事からも逃げてて、この世界を用意した意味を全く感じられませんでした。そう言えば、ラスボス(石田彰)がAP開発してNPCになった人なのかな？　最後消えたのがゆりと出会えたからとかなら、満載の矛盾点や突込みどころ全てに目をつぶれば、物語としてはそれなりに綺麗なオチではあるんだけど。
あと天使がただ強いだけの人間で本筋に全く関係ないのもなんだかなぁ。殴りあった末に分かり合うとかならまだしも、勘違いでした天使ちゃん不器用ですからとか、数多くの駄ノベ駄ニメを経験してきたけどさすがに( ゜д゜)ﾎﾟｶｰﾝとせざるを得ないというか

すっかり戦闘要員Aとなった天使ちゃん(花澤香菜)。ただのコミュニケーション障碍キャラで全くもって話の本筋には絡んできません。正直脚本の意図がイマイチ分かりかねます。

「あたしたちはもういいっていうかね」
「あんたの話を聞いて納得しちゃったんだよ」
「ふんぎりがついたって言うかさ」
「そういうグループだよ」

この世界から消えないためにSSSで戦ってきたのに、音無に演説されただけで成仏することに決めたガルデモ他戦線メンバー。さすがに覚悟無さ過ぎだろ……今の自分で居たいから戦ってきたんだから、普通は生き残るために抗戦する選択肢がまずあると思うんだけど。影にやられようが満足して成仏しようが、結局のところ今の自我が消えたら一緒なんだし。彼女たちは散々この世界に反逆してきたのになんで速攻で諦めてんの？　こいつらの抗う覚悟は所詮そんなもんだったの？　そしてそんな安っぽい覚悟を視聴者は今まで見せられてきたの？
ここで描かれてるのは感動の名場面なんかじゃない。不幸な人生を送った後に、流されるまま集団自決し2度目の死を迎えさせられるという悲惨な結末以外の何物でもないと思う。

影との戦闘シーン、味方誤射しそうで怖かった敵を間に挟んで射撃とかやめようぜｗ

「束の間の休息ね」といいながらSSSのメンバー達を思い出すゆり(風音)。
でもね、リーダーの理想を叶えるために今地上でメンバーが必死で戦ってるんだよね。知らないとは言え疲れたから休憩とか何してんだこいつ。馬鹿な仲間たちがゆりのために戦うだろうってことすら分からなかったの？　ああ、そういえばそもそもリーダーやーめた！後は勝手にどうぞとか言ってたっけ。ほんと最低のリーダーですね。

なんかまた唐突に始まった超展開。影に飲み込まれ、在り得なかった楽しい人生を見せられて強制成仏でもさせられてるんでしょうか。

そしてこれまた唐突にトイレの個室。せめて最終回くらい全てのシーンを吟味して意味のあるシーンや構成にして欲しい。でないと真面目に見てるのが馬鹿らしいじゃん。

「凄く幸せですね。凄く幸せな風景。私には眩し過ぎる。みんなこんな時間に生きてるんだ。良いですね。羨ましいです。ここから消えたらやり直せますかね。こんな当たり前の幸せをあたしは受け入れられますかね。記憶も失って、性格も変わって、なら出来ますよね。でもだったら生まれ変わるって何。それはもう私の人生じゃない。別の誰かの人生よ。人生は私にとってたった一度の物。それはここに、たった一つしかない。それが私の人生。誰にも託せ無い。奪いも出来ない人生。押し付ける事も、忘れる事も、消す事も、踏み躙る事も、笑い飛ばす事も、美化する事も何も出来ない。ありのままの、残酷で無比なたった一度の人生を受け入れるしか無いんですよ。先生、分かりますか？だから私は戦うんです。戦い続けるんです。だってそんな人生一生受け入れられないからっ！」

唐突に始まった社会が悪いんだ私は悪くない演説もたいがいにして欲しいけど、最後受け入れるのか受け入れられないのかくらいはっきりして欲しい。「どんなに辛くても自分の人生だから受け入れるしかない」って言ってる直後に、「私はそんな人生受け入れられない！」って結局この中村ゆりっぺ(櫻井浩美)さんは何が言いたいんだよ……

音無の声で現実世界に引き戻されたゆりっぺ。着衣が乱れてサービスシーンになってます。たとえこの話がどれだけダメでも、エロに罪は無い(`・ω・')ｷﾘｯ

↑の後照れる姿は可愛かった。あと風音さんが上手いね。声も良いしたまらんにゃー(*‘ω‘ *)
たまに長いセリフで微妙に舌っ足らずになるところもなお良し(*‘ω‘ *)

いきなり出てきた新キャラがラスボス（石田彰）。しかもわざわざ目的やら理由やら全部喋ってくれます。なんじゃこりゃ。しかも彼はただの管理者でゆりの本当の敵＝この世界の創造主では無いんだよね。ここも脚本家が逃げてるところ。

おっぱい小さいゆりっぺ。でも制服ってだけでそこはかとなくえちぃよね(`・ω・')ｷﾘｯ
そして音無は生前満足したのにこの世界に来てしまった部外者だったことが判明。それによって生じたバグのせいで世界に愛が生まれ、旅立つための世界にあってはならない愛を消すために影が発生したという設定だそうです。だから何って話だけど。あまりに唐突過ぎてはぁそうですか今までそんな話全く無かったよねとしか言いようが無いというか。何回俺は「唐突」って言葉を使えばいいんだ……教えてくれ五飛。