織田信奈の野望 3

著/春日みかげ イラスト/みやま零 レーベル/GA文庫

信奈の上洛から金ヶ崎の戦いで敗北するまで。その間に生まれを呪う奥州筆頭邪気眼伊達政宗と出会ったり、堺の会合衆を味方に付けるための明智光秀vs相良良晴の名物料理対決があったり、無口な幼女を見てこういうのもありだなーと鼻の下を伸ばしたり、金髪巨乳のポルトガル美女ルイズ・フロイスのフラグを立てたり、いけすかないイケメン浅井長政が実は・・・・・・なお話。ついでに柴田勝家フラグも立てて絶賛ハーレムルート邁進中。
読んでてちょっと引っかかったのは、史実がベースにあるせいもあって、ラストの金ヶ崎の戦いでの主人公の殿(しんがり)申し出は感動の押し売りみたいな感が無くも無かった点。史実から展開が予想できるせいで先が読めて盛り上がりづらいのに作中では死を覚悟して信奈を助ける!と盛り上がってるから、どうしても読んでてギャップを感じてしまうと言うか。中途半端に史実なぞらえてるせいでオリジナリティを主張仕切れない弊害と言うか。
ちなみに画像はアニメイト限定版です。