ロウきゅーぶ! 2巻

著/蒼山サグ イラスト/てぃんくる レーベル/電撃文庫


第15回電撃小説大賞銀賞受賞作の第2巻。
1巻と異なり負けたらチーム解散の一発勝負というわけでもなかったため、若干バスケの試合での盛り上がりはパワーダウンしたものの、真帆や智花他女バスメンバーの成長(内面・技術とも)が丁寧に描かれていて納得の一冊。


ただやはりスポ根である以上、相応しい戦いの舞台が欲しかったようには思いました。そこだけちょっと残念。燃える部分よりも萌える部分が目立っちゃってたと言うか。
逆に2巻ではバスケの試合そのものよりも、バスケを通して成長する姿をキャラの設定を掘り下げながら描きたかったのかな?
真帆と竹中の関係とか、もっかんの昴への変態的行動とか。


あと女バスのメンバーはみんな真剣にバスケに取り組んでて、もくもくと反復練習を繰り返したり苦手を克服しようとしてたり新しい技術の習得に挑戦してたりと、やっぱスポ根には練習あるのみだよなぁと再認識させられました。

概ねそんな感じ。
1巻ほどの衝撃は無かったものの、良作だと思います。


実は表紙を良く見るとただの体操服ではなく制服半脱ぎの下に体操服だったりします。
1巻:制服
2巻:制服脱いで体操服
と来てるから3巻表紙が今から待ち遠しいですね(=゚ω゚)ノ

ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)

ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)