とらドラ!7

色んなところできっと

『ボクは逢坂大河ちゃん!』

っていっぱい書き込まれてると思ったら全然そんな気配もなくて(´・ω・`)ションボリだったぱにーに(=゚ω゚)ノです。
おかしいな……読んだ瞬間に絶対これは話題になってると思ったのに……それともぱにーに(=゚ω゚)ノだけですか、読みはじめからそんなどうでもいい事で盛り上がってたのは……
ちなみにP25 L7〜ね。
『ぎゅ〜っと目を閉じ拳も握ってしゃがみ込んだ大河は、「好き!」と叫びながら花火みたいに、ビヨ〜ンと大の字になっておばかに飛ぶ。』


ビジュアル化したらつまりコレ(↓)じゃね?

         ∧_∧   ┌────────────
       ◯( ´∀` )◯ < ボクは、逢坂大河ちゃん!
        \    /  └────────────
       _/ __ \_
      (_/   \_)
           lll


そういう訳で4月10日発売の竹宮ゆゆこの人気シリーズ最新刊の感想です。
物語は佳境に入り、起承転結で言う転に差し掛かりました。
以下、リンゴと地球が互いに引き合うかの如く当然のようにネタバレするので、まだ読んでない人はスルー推奨ですm9(`・ω・´)ビシッ



まず何といっても、この巻最大のポイントは「大河が竜児を好きだった」事が明らかになった事でしょう。この点異論ある人はほぼ居ないのではないかと。
これまでそれらしい描写を入れながらも、決して直接は書いてこなかった大河の恋心が初めて明確に表現されました。もちろん今まで大河自身それを自覚していなかったので描写しようにも出来ないっちゃ出来ないんですけどね。
それでも節々に敢えて匂わせてはいたと思うのですよ。ばかちー視点とかで。
ともあれ最後の最後、竜児を実乃梨のところへと送り出して初めて、北村を好きなのとは圧倒的別次元で竜児が好きだと自覚した大河。次元といえば次元帝強いですね。俺のダメドラ超蘇生デッキが〜(;´Д`)


『これで終わりなんて、もう終わりなんて、竜児の傍にいられないなんて、そんなのはいやだ。耐えられない、生きていけない、そんなのはいやだ。いやだ。 ―いやだ!』


8巻で1箇所選べといわれたらぱにーに(=゚ω゚)ノならここを挙げます。
ここが大河の想いが一番込められていると思いました。


この時の大河は、実乃梨が竜児をどう想ってるかとか竜児がどれだけ実乃梨を好きかとか全て度外視で自分は竜児が好きだってのを前提に動いています。打算とか計算とか友情とかもう全て関係無しに、ただ竜児が好きだって想いだけがあふれ出した部分で、こことこの後の展開は非常に印象的でした。


そしてこの大河の行動が、自分に都合のいい夢の世界に想いを抱え込むのではなくたとえ適わないとしても現実世界に殴り込んだその行動こそが、
P246 L16『大河はずっと先まで、知ることはなかった。』
に繋がっていくのだと思います。
これは実乃梨が大河の思いの丈たる絶叫を聞いていた事についてですが、大河が竜児を追いかけたからこそ、実際竜児に追いつくことは出来なかったものの、そこに真意を問いに来た実乃梨が居あわせて、大河の想いを知り、実乃梨が竜児を振り、大河は竜児と結ばれる可能性を得たという結果に至ったのでしょう。


そして大河はこの事を一体いつまで知らずにいたのか。
文脈を考えれば、竜児と付き合うようになった後に知るという意味になりそうです。著者ではないのであくまで推測ですが。
そうであるならば、特に人間関係に不器用な大河が果たしてそんな親友の行動を知りながら竜児と付き合えるのかどうか。
その辺りが今後のとらドラ!のキーワードになっていくのではないでしょうか。


そういう訳で7巻出たばかりですが、非常に8巻が待ち遠しいです。

とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)

とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)

ちなみにこれ書いたの午前3時頃なんで誤字脱字あったらめんちゃいなのですよ(´・ω・`)っていうか眠い……