_| ̄|○

この期に及んでシャッフル録画し忘れた馬鹿な自分にm9(^Д^)プギャー!!
しかも楓覚醒の相当気合入った回らしくてさらにm9(^Д^)プギャー!!

そんな訳であまりにも悲しかったので悲しみを癒すためにD.C.S.S.〜ダ・カーポセカンドシーズン〜について思うこととか色々書いて見ました。


アイシアについて
一生懸命に頑張るキャラを描きたいのは分かるものの、どう考えてもただの馬鹿にしか見えないのがどうしようもありません。しかもシリアスなお話における主人公(メインヒロイン)の役割を与えられてます。
ただでさえメディアミックス時の新キャラは作風に合わないなど些細な理由で叩かれがちなのに、それがメインヒロインになり、人気の有る旧キャラ達をこれでもかって位に踏み台にし、しかもこれ以上無いくらいに馬鹿なのにシリアスなシナリオの中心に居るわけですから、これで叩かれない方が不思議なくらい、悲惨なキャラクターになっているように思います。
逆に、もしアイシアが小学生だったら違和感ないくらい、人の話を聞かない、すぐ切れる、他人の気持ちを考えないetc...このキャラを登場させることで製作側が何をしたかったのか本当にわかりませんでした。


・前作アニメ「D.C.〜ダ・カーポ〜」との関係
完全に無いんでしょうね。続編だとすると音夢の設定(*)に無理がありすぎます。前作最終回の一番最後のシーン、音夢が本校の制服着て「兄さん」というシーンは無かったことですか?

(*)以下公式キャラ紹介を、原文を極力引用したマトメ
かねてからの目標であった看護師を目指すため風見学園付属(恐らく中学)卒業後は看護学校に通い、一人前になるまで彼に頼らないで頑張ろうと決めて、看護学校時代純一には一切連絡を入れることがなかったが、2年経った今、研修として風見学園に保健医補佐として戻ってきた。

お前は一体何者なんだ……


・「少しは妥協しろ」でカタが付くレベルの低いシナリオ
幸せであるかそうでないか。二者択一でしか物事を判断できず、自分が絶対に正しいと信じて疑わない馬鹿なアイシアが主人公なので、そのアイシアを中心に進む物語も悲惨な内容です。だって自分と違う意見を言われても自分にの考えに都合よく解釈して問題を起こした前編と、自分と異なる意見を言われても聞く耳持たずに自分の意見が正しいといってかき回すだけの後編なんですから。放映前から煽っていたことりの恋も、玉砕する前に自分から身を引いて終わりで本当に内容の無いアニメ。
アイシア以外のキャラにしても、第1話から今(22話)に至るまで、勘違い&説明不足による相互理解の不備から問題が起こると言うことの繰り返しであり、何故そこできちんと説明しないのか、どうして相互理解のための話し合いをしないのか、延々とそんな疑問が止まないストーリーだったような気がします。


・純一を取り巻く女性陣
ことり・さくら・眞子・美春・美咲さん・環・アリス・采珠と、皆が皆純一が音夢と中睦まじいのを見て、私はそれを見ているだけで幸せですって、有り得ないでしょ?加えてみんな判を押したような気持ち悪いくらいの笑顔を振りまいてます。朝倉兄妹は新興宗教の教祖かなにかなんですか?


・ヘタレ純一
そして周りの女性に尽くされることを当然と思い2年間徹底的に奉仕させた純一は男として最低だと思いました。しかも本命の音夢が帰ってきたら全員まとめてポイ。俺なら女性の好意を利用して都合よく使い捨てするこんな最低男とは即友だち止めるでしょうね。そんな最低男がハーレムの中心に居るわけで、とてもじゃないですが感情移入なんて出来るはずもありません。


・D.C.Ⅱへの布石?
06年発売予定の続編ゲームD.C.Ⅱでは桜が咲いている設定であることから、枯れない桜を何らかの方法で咲かせたいサーカスの意向があるのかもしれません。今までの見る限り失敗としか思えませんが。


・勘違いした「萌」、配線の違った「乙女回路」
下品なこと極まりない萌先輩の乳揺れなど、正直このスタッフが「萌」の何たるかを分かっているとは思えません。「乙女回路」以前に微妙なフェチズムを根底とする「萌」について勉強し直した方が良いと思います。
「男にも乙女回路はある」
放映前、女性スタッフが抜けたことを憂慮する質問に対し、そう言って恋愛物に自信を見せていた監督。ま、蓋を開けてみるとまさに憂慮したとおりの内容でした。人間味が無く如何にも男が好きそうな都合の良いハーレム的女性心理は、前作D.C.の全てを否定するかのようで、見ていて悲しいことこの上なかったです。


・まとめ
結局、何がしたいのか良く分からないアニメでした(まだ終わってませんが、今までの出来を見ると期待するだけ無駄なので過去形です)。設定に無理があるのは100歩譲ったとしても、ストーリーやキャラに一貫性が無く、適当に継ぎ接ぎした切れ切れのイメージしかないのは、監督を初めとするスタッフの力の無さが問題でしょう。評価が高かった前作を完全否定している内容もはっきり言って不愉快です。
端的に述べるなら、このアニメは駄作です。続編は成功しないとかそういうレベルではなく、単純に駄作です。ダ・カーポと付いていなければ間違いなく切っていたでしょう。スタッフがもう一度自分達が作ったD.C.S.S.という作品を素直な心で見直して反省して、今後の糧にしてくれることを願って止みません(終わり)